徒然なるままに

とある声優オタクの備忘録

いまのきもち

※自分の気持ちの整理のために書いている文章であり、考えを他人に強要するものでも、共感を得ようとするものではない。
おそらく、大多数の人が見て気持ちの良い文章になると思えないので自分が「大多数」側の人間であると思う人はブラウザバック推奨

 

どんなことがあっても、朝はやって来、出勤し普通にご飯を食べ私の当たり前である「日常」は続く。一つだけ違うのは、感情の欠如と言えばいいのだろうか。元気はあるが「無」なのである。

 

大好きな大好きな、私の人生の支えである奈々ちゃんが結婚した。
この熱しやすく冷めやすい私が、ずっとずっと応援している唯一の存在である彼女の結婚報告。当然、めでたい。祝い事である。
なのに、心が1mmも動かない。「嬉しい」という感情も、逆に「悲しい」といった感情も、全部ぜんぶ欠如している。
一体どういうことなのか?自分が自分で分からない。こんなはずじゃなかったのに。
当たり前であるが周りの人々の反応・ニュース諸々祝!祝!祝!の一色で、自分だけがそのテンションに全くついていけず置き去りにされているし、むしろ自ら目を背けているのかもしれない。
今まで、奈々ちゃんにまつわる嬉しい出来事を共有し、共に喜んでいたのになぜか喜びの感情が沸き上がってこない。事実は事実としてそこに存在するだけで、ただただ無なのである。
上っ面だけで「おめでとう」を言いたくないし、自分の中のよく分からない気持ちに整理をつけた上で、心からのおめでとうを言いたい。元来私はおめでとうを言えるファンでありたいのだ。


長々と文章を読むのが面倒な人のために先に言うと、これは「私自身の心の問題」なのであって、奈々ちゃんには何の非もなく、他人にとやかく言われる筋合いもなく、祝われるべきなのである。
大事な報告をして欲しい派の私にとって、昨今の週刊誌事情などを踏まえるとこの上ない完璧な形での報告だった。

 

「ショック」という感情を述べるなら、結婚報告を昼休みにいの一番同僚から聞かされたことに尽きる。最初、何を言っているか分からなかったので、「嘘でしょ!?」と言いつつとりあえず開いたTwitterでファンの結婚報告がまず目に入り余計に正しい情報に即たどり着けずに混乱した。
大好きな大好きな人の大事な報告をファンでもない他人から聞かされることの虚しさよ(同僚が悪気があってしたことではないことも理解している。当然知っているものだと思われていた)


最初の感想として、「動揺した」が一番しっくりくる。「そんなまさか」ずっと、頭の中が混乱していた。その感情を今も引きずっているのかもしれない。
私の中の奈々ちゃんはISLANDで運命の人募集中☆、とか、FCイベントで昨今の週刊誌報道について(撮るネタがないので)どっからでもかかってこーい!と言っていたまま更新されていない。
ちなみに、去年はそういう素振りはなかったらしい。むしろ、結婚に対する自虐ネタがなくなって良かった~と思っていたし、そういう自虐しなくて済むように奈々ちゃんにとって良い人が現れると良いなと思っていた。結婚することにより、世間からの「まだ結婚しないのか」とか、「人としてどこか欠如している」かのように思われずに済むことは本当に本当に良かった。自虐している時の奈々ちゃんと自分の状況も重ね、私は少なからず傷ついていた。
少し話は逸れるが、本来他人がヒトの人生にアレコレ口出しする権利はないと私は思っている。結婚することだけが人生ではないし、それすらも生き方の一つの通過点に過ぎないと私は考える。生き方の多様性がある中で、特に女性に向けられる年齢によるシビアなダメ出しが本当にキツい。結婚なんて知ったことか!と、割り切れる人はそこで世間様の言うことに気に病む必要もなくなるが、残念ながら、私含めそういう意志を強く固めていない未婚女性には重くのしかかる。

私と奈々ちゃんは当たり前のことだけど、全く別の人間である。
当然、結婚観も人生観も、価値観も、人生経験も何もかも違うのである。
それなのに。
私はいつしか独身のまま突っ走る奈々ちゃんに自分の未来を重ね安堵していたのではないか?自分が勝手に築き上げた「理想像」を彼女に押し付けていただけなのだ。
彼女は結婚願望を語っていたし、家庭を持つ未来も想像していて、その時を待つだけだった。私はその「いつか」を起こるべきこととして口では想像していたなどと言うが、結局のところ起こり得ることとして認識していなかったのかもしれない。
直筆メッセージの「改めて自身を振り返り、これから先を考える機会が増え、側にある心穏やかな日常も大切にしていきたいと思い」という文が、自分の生き方の回答すら見つけられないまま漂って時が止まって独身のまま拗らせているような自分には他のどんな人の言葉よりも、より一層深く心に刺さった。

 

嬉しいとか、喜びとか、そういう感情の欠如した中で絶え間なく揺ぎ無くあり続けている想い。それは

 

「奈々ちゃんがこれからもずっと、ずっと、幸せでありますように。ずっと、ずっと笑顔でいられますように」


私が人生のドン底に辛い思いをしていた時、唯一の希望・生きる光が奈々ちゃんに会うことだった。私をこうして今を楽しいと思えるぐらい立ち直らせてくれたのも奈々ちゃんだった。奈々ちゃんは私の人生で、そんな風に思っているファンの気持ちも全部受け止めて背負ってくれる人で。そんな奈々ちゃんの思う心穏やかな日常、大切にして欲しいに決まっている。

 

私にとって、奈々ちゃんはずっとずっと大好きで、これからも変わらず大好きな存在であり続けるだろう。不変の愛を持ち、いちファンとしてこれからも変わらず応援していきたい。

はやく奈々ちゃんに会いたいな・・・